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糖尿病にはどんな原因があり、どのような症状が表れるのですか?

2020年06月23日
肥満の女性

糖尿病とは、体内のインスリンが十分に作用しなくなり、血糖値が高い状態になることを指しています。食事によって体内に取り込まれた糖質は、分解されブドウ糖になった後、血管を通って身体中に運ばれていきます。そこにインスリンが作用し、ブドウ糖を細胞に吸収させるのです。

インスリンが十分に分泌されていなかったり、正常に作用しなくなると、ブドウ糖は吸収されないまま血液に残ることになります。その結果血糖値が上昇したままになり、身体に悪影響を及ぼすようになるのです。糖尿病には1型と2型が存在し、それぞれ原因が異なっています。1型糖尿病はウイルス感染などによって、インスリンが作られなくなることが原因となっています。2型糖尿病は、運動不足や肥満によって引き起こされることが多い傾向です。

もともとアジア人は欧米の人よりも、遺伝的にインスリン分泌量が少ないといわれています。そこに肥満などの影響が加わることで、2型糖尿病を発症するリスクが高まるのです。糖尿病の初期症状は、喉の渇きや多尿、体重減少などの形であらわれます。1型の場合、これらの初期症状が急にあらわれるため、早期に気がつく方が多いようです。2型はゆっくりと症状が進行していくため、自覚しにくいといわれています。糖尿病になってしまったら、なるべく早い段階で対策を行い、血糖をコントロールしていくことが大切です。症状が進んでしまうと運動や食事療法によって対処することが難しくなり、インスリン注射による治療が必要になってしまいます。

初期の段階できちんと治療を行わないと、合併症を引き起こす可能性もあるため注意が必要です。神経細胞に血液が行き届かなくなると、神経障害になるリスクが高まります。また高すぎる血糖値により、目の網膜に大きなダメージが及び、最悪の場合失明する可能性もあるのです。心筋梗塞や脳梗塞になるリスクも、大きく上昇するといわれています。

現在、日本では糖尿病にかかっている疑いがある方のうち、およそ4割が治療を受けていないといいます。症状を自覚していなかったり、通院を避けてしまっている方が意外と多くいるのです。症状を悪化させたり、合併症を招かないためには早期に対策を行い、血糖値をコントロールしていくことが大切だといえます。2型糖尿病にかからないためには、カロリー過多な食事を避け、適度な運動を定期的に行なっていく必要があるでしょう。正しい方法でダイエットを行い、体重を減少させることも病気の予防と改善につながります。